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桑の葉茶

 中国北部〜朝鮮半島原産で、クワ科の落葉高木です。多数の種類があり、蚕の食料として知られています。
 DNJ(1-デオキシノジリマイシン)、トリテルペン、モルシン、クワノンA−H、フラボノイド、カルシウム、カリウム、鉄、アミノ酸、食物繊維などが含まれています。DNJはブドウ糖と構造が似ており、ブドウ糖よりも先に摂取すると、小腸内で糖分解酵素がブドウ糖を分解する前にDNJを分解するため分解酵素が減って、ブドウ糖は分解されずに吸収されないまま腸を素通りしてしまうことにより、食事後でも血糖値の上昇はゆるやかになり、インスリンの分泌も抑えられます。しかし、DNJと分解酵素との結合は緩やかなため、完全にブドウ糖が分解されなくなる、ということはありません。ブドウ糖は体内のさまざまな組織や代謝のエネルギー源ですので、最低限の量は必要になります。分解されなかった糖類は大腸の善玉菌の栄養素になり、腸内環境が改善することで便秘の解消にも役立つようです。フラボノイドにはLDLコレステロールの酸化を防ぐ作用があり、動脈硬化や高脂血症を予防に良いです。
 葉には血圧上昇の抑制、血糖の吸収抑制、中性脂肪・コレステロールの吸収抑制、利尿、緩下作用などがあります。根には解熱、利尿、血圧降下、血糖降下、体を冷やす作用があり、逆に実には血圧を上げる作用があります。
 糖尿病・高脂血症・動脈硬化・高血圧の予防に良いです。あくまでも予防効果であって、病気になってからでは効果は期待薄と考えてください。他に、疲労回復、滋養強壮、肥満、便秘の予防・改善にも良いようです。
 6〜7月頃に若葉を採り、水洗いしてから2〜3分蒸し、細かく刻んで陰干しにして乾燥させます(桑葉そうよう)。
 根は6〜7月頃に掘ってとり、水洗いして根皮をはぎとり、表皮のコルク層を除いて日干します(桑白皮そうはくひ)。
 桑葉は急須に熱湯を注いで2〜3分すれば飲めます。食事の15分前くらいに飲みます。早すぎても遅すぎても効き目は低下します。
 飲み過ぎて軟便になる人もいますので、飲む量は加減してください。
煮出す場合は、1日量20gをコップ3杯の水で半量になるまでとろ火で煮詰めます。補血、強壮効果があり、神経痛、関節痛にも効きます。
 若葉は食用にもなります。
 桑白皮は消化性利尿、血圧降下、緩下、鎮咳、去痰に効果があります。ただし、血圧が高くてものぼせ症やいつも顔がほてっている人には向きますが、冷え症の人には逆効果です。






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