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クマザサ茶

 イネ科の多年草で、日本各地の高原地帯、特に北海道の山野に群生しています。観賞用として庭園などに植えられています。クマザサにも数種類あり、チマキザサ、チシマザサ、ミヤコザサなどで、普通はミヤコザサをクマザサと呼んでいます。
 必須アミノ酸を含む他種類のアミノ酸、トリテルペノイド、葉緑素(クロロフィル)、タンニン、ビタミンA、B群、C、D、E、Kやカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分などのミネラル、食物繊維のリグニン、多糖類(アラボキシラン、パンフォリン)、安息香酸、ケイ酸などが含まれています。
 葉には抗菌、防腐、解毒作用があり、だんご、ちまき、餅や寿司などを包むのに使われています。他にコレステロールの低下、肝機能の亢進、血栓溶解、血圧降下、健胃、整腸、浄化、造血、消炎、抗アレルギー、抗腫瘍、制癌作用などが知られています。多糖類のアラボキシランには免疫賦活作用があり、抵抗力をつけます。ササのエキスを癌治療と併用すると副作用が軽減されると言われています。クロロフィルには脱臭作用があり、口臭予防によく便の臭いも臭くなくなります。安息香酸には殺菌、防腐作用があります。パンフォリンにも防腐作用があります。
 新陳代謝を促進し、疲労回復、傷や化膿したものの肉芽形成、口臭・体臭予防、口内炎、胃潰瘍、高血圧、ぜんそく、風邪、高コレステロール、肝機能異常、腎臓病、糖尿病、皮膚病などの体質改善に役立つと言われています。
 7月から8月にかけて成長した柔らかい新葉をハサミで切ってきます。水洗いした後2,3日〜1週間陰干しして少し乾燥させます。蒸し器で2〜3分蒸してから乾燥すると、マイルドな味になります。何枚か束ねてハサミで横に1cm間隔に切り、フライパンなどで攪拌しながら青緑色から黄褐色になるまで10〜15分焙煎します。手で揉んで細かくし空気がふれないようにアルミ袋か茶筒に入れて保管します。濃い緑色をした一年物の若葉に有効成分が多く含まれています。ティーバッグが売られています。
 熱湯を注いで3分ほどたってから湯飲みに注いで飲みます。葉茶は高血圧、糖尿病、口内炎や胃潰瘍の予防に良いようです。
 クマザサの繊維は硬く、ケイ酸分が多いので、粉末にして用いると胃腸障害を起こしたり、粘膜を傷めることがあります。


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