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柿の葉茶

 中国揚子江沿岸原産で古くから畑や庭に栽培されているカキノキ科の果実です。北海道以外の日本各地で植裁されています。
 若葉にはビタミンCが大量に含まれています。このビタミンCはプロビタミンCでビタミンCになる手前の状態ですので熱にも強くお茶にしても失われません。ビタミンCは感染症への抵抗力をつけたり、メラニンの生成を抑えたり、コラーゲンの生成に働いて血管壁を強くしたりする働きがあります。
 ヘタにはタンニン、糖質、脂質、ヘミセルロース、ウルソール酸が、果実にはタンニン、糖質、ペクチン、ビタミンA、干し柿にはビタミンA、カリウム、リン、食物繊維が豊富です。
 生柿にはタンニンが含まれ動脈硬化を防ぎ血液の流れをよくし、ビタミンCの吸収を助ける働きがありますが、食べ過ぎるとお腹をこわしたり、便秘になります。カロチン、ビタミンCが豊富です。
 カリウムはナトリウムの排泄を促進し血圧を下げる作用があり、食物繊維は腸でのコレステロールの吸収を妨げ胆汁酸を便として排泄します。葉に含まれているケンフェロールとクエルセチンは血圧の上昇を抑える成分です。
 果実には便秘、酒酔いの予防、抗炎症、胃の粘膜強化作用が、葉には血圧降下、強壮作用があります。干し柿には健胃、滋養強壮、血圧降下、コレステロール吸収阻害、鎮咳、去痰作用があります。干し柿は栄養価が高く、胃腸を温め、血液の循環をよくします。へたには咳やしゃっくりを止める作用があります。
 痔・歯ぐきからの出血、凍傷、やけど、虫刺され、脳卒中、動脈硬化、心臓病、高血圧、風邪の予防や肌荒れ、虚弱体質の人、ビタミンCの補充、壊血病に良いです。
 5〜6月頃の若葉を採取するか、あるいは6〜10月になるとビタミンCが豊富になりますので、このころ葉を採取して、いずれも粗く刻み日干しにします。
 若葉以外は必ず2〜3分蒸してから天気の良い日に日陰で乾燥させます。蒸すと甘味が増し、さわやかな味わいのお茶になります。細かく刻んで、両手できつく絞ってアクを除きます。
 一日量15〜20gに熱湯を注いで、15〜20分たってから飲みます。煮詰めるとなお効果があがります。
 乾燥させて細ぎりにしたカキのヘタ1〜2枚とショウガを加えて熱湯を注ぎ3分ほど蒸らしてから飲むとしゃっくりが止まるそうです。あるいは、ヘタ10個ほどを一合の水で煮詰めたものを飲んでもよいようです。
 生の柿は体を冷やす作用がありますので、冷え症の人には向きません。食べ過ぎは消化不良を起こすことがあります。
 飲みすぎるとお腹を壊したり便秘がちになりますので、注意してください。
 秋の果実が青いうちに渋柿を採取し、ヘタを除いて臼で砕き水を加えて時々かき混ぜながら2〜3日置き、布袋に入れてしぼると1番渋がとれます。しぼりかすにさらに水を加えて3〜4日置き、布袋を入れてしぼると2番渋が採れます。この1、2番渋を合わせて墫ビンに入れ、暗く涼しい縁の下などで半年以上貯えると、褐色で特異な臭いの柿渋ができます。適時水で薄めて飲みます。
 柿渋にはタンニンなどが含まれ、高血圧の予防になります。
 切れ痔には、柿渋を器1杯にミョウバン3gを加えてかき混ぜ、脱脂綿に含ませて患部につけると効きます。
 雪焼けのはれ、凍傷の手足、湿疹、かぶれには、柿渋を水で3倍に薄めて患部に塗布するか、布きれに浸して冷湿布すると良いです。


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